レインツリーの国 [読書日記]
発行 2009-06-27
新潮社 (新潮文庫 あ 62-1)
有川 浩
レビュー(感想)
やっぱり、にゃんこはブンガク大好き(青年?)だった?!
というのを想い出させた。
(なので、かなり数十年分のバイアスがかかってます・・・)
"帯"に釣られて買ってきました。
読書好きな人にはたまらない前半から
あっとオドロく?中盤から後半まで、寝る時間も蹴飛ばすぐらいのストーリー。
ところどころ、言霊とかのイメージとしての意味じゃない、
文字としての「言葉」の重みが
にゃんこの琴線に触れ、ココロを響かせるっ
「ああ、この話ができる人がパソコンのモニタの向こうにいたんだ、」
「仲直りするためにするためにきちんとケンカしようや」
「自分たちに遺された言葉を。その言葉を大事に使って、真摯に理屈を組み立てる。
だから魅かれるのだ、あれほど真摯に使われる言葉はまたとない」
自己啓発本も好きなのはモチロン、
でもブンガクいい、とっても。
(そのさきに、"今は"リアルな恋と愛がある。
でも、その当時は、なかった・・・)
ふと、「海がきこえる」(氷室冴子)を読みたくなった・・
(Vol.367 2009年10月04日 06:46)
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